初めてなら、旅行中に使うカードかスマホを先に1つ決めておくと迷いが減る。特に覚えておきたいのは、乗るときと降りるときで、カードとスマホを使い分けないことだ。
タッチ決済で移動するときに押さえておきたいポイントを、順番に紹介する。
1.手持ちのカードが使えるか確認する
SimplyGoは、条件を満たす非接触決済対応のAmerican Express・Mastercard・Visaなどに対応する。海外発行カードも対象に含まれるが、ブランド名だけで利用可否を断定せず、対応カードとモバイル決済の案内を確認しよう。
出発前に、使うカードの海外利用設定、利用枠、スマホのウォレット登録状態を確認しておく。予備の支払い手段も用意しておくと、改札前で決済できなかった場合に予定を立て直しやすい。
2.カードとスマホは「同じもの」と考えない
同じクレジットカードを登録していても、カード本体とスマホ、スマホと腕時計は別の支払い手段として扱われる。途中で替えると、別々の利用として処理され、余分な請求につながる場合がある。SimplyGo公式FAQ
| 乗るとき | 降りるとき | 使い方 |
|---|---|---|
| カード本体 | 同じカード本体 | この組み合わせを続ける |
| スマホのカードA | 同じスマホのカードA | 同じ端末・同じカードを使う |
| カード本体 | 同じカードを登録したスマホ | 混在させない |
| スマホ | 同じカードを登録した腕時計 | 混在させない |
財布ごとかざすのも避けたい。複数のカードが読み取られるとエラーになるため、使う1枚を取り出す。
3.MRTもバスも、乗降の両方でタッチする
MRTは入る改札と出る改札、バスは乗車時と降車時にタッチする。降車時の操作も運賃計算に必要になる。SimplyGo利用条件
| 場面 | その場ですること |
|---|---|
| MRTの改札に入る | 決めたカード・端末をかざし、読み取り結果を確認する |
| MRTの改札から出る | 入ったときと同じものを使う |
| バスに乗る | 読み取り機にタッチする |
| バスを降りる | 同じものでもう一度タッチする |
うまく読めないとき、別のカードを次々とかざす前に、表示内容を確認しよう。駅なら係員、バスなら運転手に状況を伝える。すでに何で乗ったかが分からなくなると、あとから確認しにくい。
4.海外発行Visa・Mastercardは1日S$0.60を見込む
海外発行のVisa・Mastercardには、交通利用した日ごとにS$0.60の管理手数料がかかる。1乗車ごとではなく、利用日ごとだ。カード発行会社の海外利用手数料などは別に発生し得る。SimplyGoの手数料案内
以下は、対象カード1枚を各日に使った場合の管理手数料だけの計算例。運賃は含まない。
| 実際に交通利用する日数 | 管理手数料の合計 |
|---|---|
| 1日 | S$0.60 |
| 3日 | S$1.80 |
| 5日 | S$3.00 |
滞在が5日でも、電車・バスを使う日が3日なら、この例では3日分として考える。複数枚を使い分ける場合は、1枚だけの計算をそのまま当てはめない。
交通カードや乗り放題券と比較するなら、まず予定している移動を並べ、公式の運賃・経路案内で概算する。「何日泊まるか」だけでなく、「どれだけ乗るか」で選びたい。
5.画面に運賃が出なくても、履歴で確認できる
銀行カードの利用時は、読み取り機にその場の運賃が表示されない。乗車にSimplyGoへの登録は必須ではないが、利用履歴を確認したいならアプリへの登録が役立つ。また、カード明細は複数の利用がまとめて請求される場合がある。SimplyGo公式FAQ
金額が気になったら、カード明細だけで1回分の運賃と決めつけず、乗降履歴と照合する。利用日時、駅・停留所、使ったカードや端末を控えておくと問い合わせもしやすい。
到着日の移動と通信も一緒に準備する
空港からMRTを使う場合は、カードの準備だけでなく、到着後に電車へ間に合うかも確認したい。チャンギ空港に深夜到着したあとの移動で、タクシーや配車との選び方を整理している。
現地で経路や乗車履歴を調べるための通信は、シンガポールのeSIM・SIMガイドも参考にしてほしい。


